【番外編1】裸足の少女との出会い
番外編1
ギャンブル依存症で自己破産者のワタクシの話をかれこれ書いていますが
それだけのブログもなんなのでスカウト会社に勤めてる最中に出会った謎の人間達についてたまには書いてみようと思います。
最初の謎人間はワタクシがスカウトを初めて1ヵ月くらい経ったある日…
夜の22時くらいでしょうか?
大都会池袋であどけない少女と出会いました。
いつも通りフラフラと女性の顔を見ながら歩くワタクシ…
余りヒトケのない裏通りのガードレールに女の子がポツンと腰をかけて座ってます。
お?
これはチャンスか?(やましい意味ではなく、暇そうにしてる女の子は話を聞いてくれる率が高い為)
さりげなく前を通ってみる…
スラッとしてて綺麗な顔立ち。
綺麗な子だな~
でも…ん?
若そうだぞ?ん?
いや、むしろ若すぎないか?
どう見ても中学生。
下手したら大人びた小学生と言っても過言ではない。
当然18歳以下は入店させるのも違法なのでスルーしました。
結構綺麗な子だったのにおしかったなとその辺をフラフラする事1時間…
あの裏通りに戻ってみるとまだあの少女がいるではありませんか!!
おいおいおい。
もう23時過ぎてるぞ?
しかもしかも3月と言えど夜はマフラーをつけてる人もいるくらいの気温。
そんな中よく見てみたら裸足じゃありませんか!!!(ショートパンツにスニーカーだったから判明)
うわー
物凄い訳あり感…
どうしようかな~
触らぬ神になんとやらだよな~
やーめた!!!
めんどい事に関わるのはよそう!!
と見て見ぬフリをしてその場をまたスルーしましたw
そして事務所で帰る支度をして帰宅しようと帰りがけにまたあの裏通りを覗くと…
まだいる~~
もう終電間際だよ~
せっかくスルーしたのになぜまたここを覗いた、ワタクシのバカ…などと心の中で叫びながら親心で声をかけてみました
ワ「ずっとここにいるよね?何してるの?ってか寒くないの?」
女「寒い。親と喧嘩して飛び出してきた」
ワ「中学生くらいっしょ?ここらへん物騒だし親に謝って家帰りなよ」
女「帰る電車賃ないし、もう電車もない」
ワ「え?今の時間に電車ないってどこからきたの?」
女「群馬」
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
軽く電車で2時間かかるやん
アホやこいつ
と心で思いながら
ワ「じゃあもう帰れないじゃん。なんでこんな所まできたの?」
女「ここまで出てくればどうにかなるかと思って」
ワ「どうにか?」
女「うん、ナンパとかしてきた人に泊めてもらえるし」
ワ「あーそうゆう目的ね。でも危ないんじゃない?」
女「うん…でもしょうがないし…」
うーゎ
やっぱりめんどくせー事になった
家出少女かよ
様々な葛藤をしつつもこのまま放っておいてなんかあったら目覚めが悪いと思い…
ワ「部屋余ってるしそこでよければ貸すけど来る?」
女「うん」
そしてそのままルームシェアメイトに確認を取り家に連れて帰る事になりました。
これ今更なんですけど、警察に言えば良かったなと思いましたw
相手は未成年だし良かれと思って保護しても誘拐扱いされてもおかしくないよなと後で考えて怖くなりましたね。
そしてその女の子を連れて電車で帰宅。
帰宅後、シェアメイトに紹介しみんなで鍋を食べたんですけど、この女の子がまー喋らない。
まー20歳前後の男3人に囲まれて鍋食べてても不安しかないかw
多分この後何かされるかもという警戒心が凄かったのかな?
ワタクシ達からしたらもう少し楽しそうに会話してくれって感じだったけど。
そしてお風呂を貸してあげて、パジャマを貸してあげて、布団を貸してあげたわけです。
そしてそして朝出勤する時に一緒に家を出て、帰りの電車賃と何かあったら電話しなさいと携帯番号を書いた紙を渡しました。
名前も聞かず、年齢も聞かず、大した会話もせず家に泊めるという不思議な経験だったな~
元気にしてるかな?
綺麗な子だったから携帯でも買ったら連絡してくれという下心ありだったのにな~
というワタクシの不思議少女との出会いでした。
東京には色々な子がいますね。
知らない男の人の家に泊まるとかよい子は絶対真似しちゃダメですよw
ちゃんちゃん
【7話】初任給
待ちに待った初任給の日です。
一日一食で、コッペパンだけの日もあったり、かけうどんだけの日もあったり…厳しい金欠の一ヵ月を乗り越え
これでやっと自由に食事ができると本当に喜んだ初任給。
初月お金もなくてただガムシャラにスカウトの仕事に徹したのもあって歩合も2万くらい入りました。
だいたいトータル22万くらいだったかな?
地元にいた時は16万くらいの給料だったのでこれでなんとか普通の生活ができると安堵しました。
車のローンや家賃や携帯、生活費を差し引いても7万~8万くらいは自由に使えます。
さてさて…
何に使おうか…
はい、封印してたパチスロ病再発。
しかも誰も知り合いのいない大都会です。
しかもしかも、パチ屋があちこちに隣接してます。
行きたい放題やりたい放題。
ワタクシ以外のルームシェアメイトヨサクとジョニーも生粋のパチスロ中毒です。
スカウトの仕事はシフト制だったので
パチ屋のイベントの日を調べる
↓
イベントの日に3人で休みを合わせる
↓
朝一から並ぶ
あっという間にこのサイクルの完成です。
この頃はまだワタクシが一番パチスロの知識がなかったので3人でノリ打ち(投資金も分け前も三等分)してヨサクとジョニーの指示に従って機種を選んで打つという感じでした。
だいたい軍資金は一人一万円。
金額的にはまだまともな範囲かな?
4号機のハナハナとかまだあったな~懐かしい
そんな感じで順調にパチスロ中毒者としてのキャリアを積んでいきます。
この時点での借金
ワタクシ:車のローン45万程
ヨサク:0円
ジョニー:0円
【6話】都会の洗礼
そんなこんなで都会のスカウト会社で働き始めたイタオですが初めはとにかく金銭的にきつかったのです。
想像以上にかかった引っ越し費用…
毎日かかるご飯代…
初月の給料が出るまでの交通費など…
これまで実家に寄生していたワタクシにとってこんなにお金かかるの?と親の有難みを理解した瞬間でした。
上京したての為、パチスロも一時的に封印して仕事に精を出してました。
偉いぜイタオ
まだまだまともだったイタオ
働き始めて一週間くらいすると一緒に上京した仲間も仕事がないのでウチのスカウト会社で働く事に。
スカウト会社って人の入れ替わりが凄く激しいのです。
知らない女性に声をかけてお水の仕事を紹介するわけですからね。
みんなすぐに辞めちゃいます
まさに新宿スワンですよ。
あの映画を見て他人事だとは思えなかったのは言うまでもありません
こわーい、お兄さん達に「どこの会社のもんじゃ?」と絡まれた経験も1度や2度じゃありませんでした
あー怖かった
生きてて良かった
そういうわけで会社からしても若いフリーターが3人も同時に入ってくれるなんていうのは大助かり。
しかもワタクシ以外はめちゃイケメン。
ワタクシも自分では中の下くらいだと自負しておりますw
男3人でルームシェアしながら3人とも同じ会社で働くという東京生活のスタートです。
最初の一ヵ月お金がなさすぎて男三人で大都会の中、コンビニの100円のコッペパンを分け合った記憶もございますw
THE BINBOU!!!
しかし初任給が入ってからワタクシ達の運命は大きく変わっていく事になるのです…
この時期の借金↓
ワタクシ:車のローン50万程
仲間A(ジョニー):0円
仲間B(ヨサク):0円
ルームシェアメイトの名前はAとBというのも味気ないのでヨサクとジョニーとつける事にします。
激動の東京生活はまだまだ序盤です。
トほほほほ…
【5話】夢の東京
新天地池袋での生活がスタート。
とは言ってもそれまで貯金もロクにしてきていないのでフラフラしてる時間はありません。
引っ越しを終えた次の日からいきなり仕事探しでっせ。
あるあるあるある。
仕事選ばなければたっくさん仕事あるーーーー!
埼玉の田舎とは大違い。
さすが東京。さすが上京。(って実家まで電車で1時間程度ですが)
とりあえずやってみたかったクラブ店員(踊る方)、もしくはバーで探してみると…
なんとクラブも経営していてバーも経営してる素敵な会社があるではないですか!!
すぐにそこに決め、連絡をして面接日を決めました。
しかし…
面接に言ってみると
「クラブもバーも今は人が足りてるので、スカウト部門で働いてみないか?」
とう話。
スカウト…?
話を聞けば芸能事務所もやってる会社だとか…
東京すげー
いきなり芸能事務所のスカウトとか俳優の夢に近付いちゃった~
なんてしょーもないポジティブ思考が働いて即OK
しかし初出勤の日に先輩に話を聞けば…
キャバクラのキャッチやないかい!!!!
と思いっきり突っ込みたくなる仕事内容。
とゆーか後々話聞いたら芸能事務所もバーも全部ウソだったと発覚。
実際は高級クラブやキャバクラのスカウト会社でしたw
本当ならこんな恥ずかしい仕事すぐにやめてやる!!
と飛び出すところなんですけど、なんとこの会社…
時給制だったんです。
つまり出勤してタイムカード押してスカウトしてきますと街に出てしまえばフリーダム!!
フリーダム・イ・タ・オ!!!!
月に規定の人数スカウトしてお店に入れれば自給も貰えて女の子が働いた分の歩合ももらえる最高のシステム。
やめないっしょ。
こんなおいしい仕事続けるっしょ。
とせこい根性が働いて続ける事を決意。
そしてこの仕事がギャンブル依存症への道を加速させる事となるのです…
OH MY GOD!!!
【4話】イタオの夢
高校卒業後、地元で就職したワタクシですが、ワタクシこの時期俳優になりたいなという夢がありまして…(本当にお恥ずかしい話w)
このまま埼玉の田舎で終わってたまるかー!!
みたいな若い時に誰でも抱く野望みたいなものを持っていたんです。
イタオの野望w
それを職場の社長に相談したところ
「若いんだからやりたい事やれよ。ダメだったらまたうちで雇ってやるから」
こんな素敵すぎる有難いお言葉を頂いて背中を押され東京に出る事を決意したんです。
余談ですがこの社長、退職する時に頑張ってこいよとお金まで包んでくれました。
ワンピース的に言えば
「クソお世話になりました!!!」
のサンジ状態ですよ。(わからない方はコミック8巻参照)
丁度同じ時期に仲良しの同級生二人も大きな夢を抱いて上京したがってまして、
それならルームシェアしようかという話でまとまり男三人で上京を決意します。
まだ寒さの残る2月に引っ越しは行われ、新天地の拠点として選んだのは…
池袋でした!
忘れもしません。
20歳の2月に希望しかない状態で上京したあの日の事…
そしてこの「上京」という選択がワタクシにとって運命の分かれ道となる事…
次回からは上京編です。
【3話】パチスロとの出会い
初めてパチスロに行ったのは18歳の時。
ワタクシには3つ年上の兄がいてその兄からの電話がきっかけだったんだ。
「バイトしないか?上手くいけば一時間で一万以上稼げる」
この電話が後のワタクシの人生を大きく狂わしていくとは…その時は考えもしなかったw
内容は単純な話で兄が高設定の台に座れたからそれを終日ブン回してくれという話。
機種は夢夢ワールドDXだった。その時は回しながらも「こんなつまらない事よくやるな」という気持ちだったのをはっきり覚えてますね。
結果その時はあまり出なくて2時間くらいで数千円貰って帰ったけど…それから一ヵ月に一度くらいはそういうバイトの話がくるようになった。
それでもまだ自分のお金で打つような興味はなくて、まだ正常な人間でしたw
そこからパチスロに急接近したのは高校を卒業して働き始めてから。
実家暮らしで普通に働いてたら初任給が16万くらいでも全部そのまま自分で使えるし、
残業もないような会社だったから17時~18時くらいには仕事が終わってお金も時間もある状態。
ウハウハ状態ですよ。
家に金なんか入れるか!ゆーて。(最低だったな)
16万そのまま使えるなんてセレブや!!(一人暮らしの人ならこの感覚わかってくれるはず)
恐らく人生で一番お金持ちだった時期でございます。
ある日、仲間とボーリングをしようという話でボーリング場とパチ屋がくっついてる施設に集まって、みんな揃うまで暇だからという事で500円だけ羽モノをやろうという話になった。(当時そのパチ屋だけは500円からパチンコができた)
そして不幸な事にその500円で奇跡の大連チャン。
初めての事だからわけわからず言われるがまま箱に玉をじゃらじゃらと…詰めて詰めて
流してみたら30分足らずで500円が1万5千円に化けちゃったんです。
そりゃもう笑いましたよ。
当時日給7000円くらいで働いてた実家寄生虫型セレブのワタクシにとっては30分で日給二日分より多いお金を手に入れてしまったわけですからね。
まービギナーズラッグというやつだろう。
次やっても出ないだろう…
でも1万5千円勝ったから500円くらいいいかな?
とか考え出すわけで。
気付けば仲間としょっちゅうパチ屋にいるようになってましてw
それでもこの頃はまだ洋服や車が大好きだった事もあってお金の使い方はまともな方でした。
お給料の中から車のローンと買いたい洋服買って
交際費とかは取っておいて
余ったお金でパチスロをする
そんな感じの生活。パチスロはするけどまともな生活を送ってるちゃんとした人って感じかなw
金銭感覚もパチスロに使うのはせいぜい1万円程度。
一度だけ3万負けた事があってその時は帰りの車の中で発狂した記憶がありますw
実はこの時期にそこまで深くハマらなかったのには理由があるんです。
それは…
実家暮らしで地元にいるという事。
これがワタクシにとってはかなりのリミッターになっておりました。
埼玉の田舎育ちという事もあって地元も同世代は知り合いばっかり。
特にパチ屋やゲーセンに行けば知り合いの先輩や後輩ばかりというメンドクサイ田舎あるあるw
ワタクシ自身「パチスロする自分」があまり好きではなかった為、本当に仲のいい人間以外にはギャンブルはしないと言ってました。
なのでパチ屋で誰かにでくわす事を避けて仲間と一緒の時以外は基本的に行かないようにしてたんです。
そんな生活の中転機となる20歳での出来事が起きます…
【2話】パチスロ依存
競馬の経験はなくて競艇は一度だけ行ったけどもう一度やろうとは思わなかったな。
なぜかは謎。馬もボートも興味ないって事が大きいんですかね。
しかしパチスロだけは本当に中毒になってまして。
10年前のワタクシは会社の休みもゾロ目の日やイベントの日に合わせて取って、朝一から閉店までは当たり前。
軍資金も3万~10万くらいまでは用意して…完全に異常者。
ひどい時は夜中の2時から並んだ事もあったな~
もう誰がどう見ても気が狂ってます。
デジタルの時計とか見てゾロ目だとテンション上がっちゃったり
朝の星座占い見て1位とかだったら迷わず打ちに行ってしまったり
それに比べたら現在はだいぶマシになりました。
現在の依存度具合はというと…
2、3カ月に一回だけ5000円程度1パチや2スロで遊ぶか遊ばないか。
だいぶマシにはなったけど完全に断ち切れない所がギャンブル依存の怖いところでもあるのかな。
ワタクシはある理由があって行きたくても行けない状況にあるから2、3カ月に一回だけはいいじゃないかと自分を甘やかしてるけども。
その理由やワタクシがここまで立ち直れた経緯は追ってお話していきますね。(月収12万で生活できる理由と関係あるのです)
ここからはワタクシがパチスロにハマるようになってしまったキッカケを思い返していきますね!
Let.s 過去!!