【3話】パチスロとの出会い
初めてパチスロに行ったのは18歳の時。
ワタクシには3つ年上の兄がいてその兄からの電話がきっかけだったんだ。
「バイトしないか?上手くいけば一時間で一万以上稼げる」
この電話が後のワタクシの人生を大きく狂わしていくとは…その時は考えもしなかったw
内容は単純な話で兄が高設定の台に座れたからそれを終日ブン回してくれという話。
機種は夢夢ワールドDXだった。その時は回しながらも「こんなつまらない事よくやるな」という気持ちだったのをはっきり覚えてますね。
結果その時はあまり出なくて2時間くらいで数千円貰って帰ったけど…それから一ヵ月に一度くらいはそういうバイトの話がくるようになった。
それでもまだ自分のお金で打つような興味はなくて、まだ正常な人間でしたw
そこからパチスロに急接近したのは高校を卒業して働き始めてから。
実家暮らしで普通に働いてたら初任給が16万くらいでも全部そのまま自分で使えるし、
残業もないような会社だったから17時~18時くらいには仕事が終わってお金も時間もある状態。
ウハウハ状態ですよ。
家に金なんか入れるか!ゆーて。(最低だったな)
16万そのまま使えるなんてセレブや!!(一人暮らしの人ならこの感覚わかってくれるはず)
恐らく人生で一番お金持ちだった時期でございます。
ある日、仲間とボーリングをしようという話でボーリング場とパチ屋がくっついてる施設に集まって、みんな揃うまで暇だからという事で500円だけ羽モノをやろうという話になった。(当時そのパチ屋だけは500円からパチンコができた)
そして不幸な事にその500円で奇跡の大連チャン。
初めての事だからわけわからず言われるがまま箱に玉をじゃらじゃらと…詰めて詰めて
流してみたら30分足らずで500円が1万5千円に化けちゃったんです。
そりゃもう笑いましたよ。
当時日給7000円くらいで働いてた実家寄生虫型セレブのワタクシにとっては30分で日給二日分より多いお金を手に入れてしまったわけですからね。
まービギナーズラッグというやつだろう。
次やっても出ないだろう…
でも1万5千円勝ったから500円くらいいいかな?
とか考え出すわけで。
気付けば仲間としょっちゅうパチ屋にいるようになってましてw
それでもこの頃はまだ洋服や車が大好きだった事もあってお金の使い方はまともな方でした。
お給料の中から車のローンと買いたい洋服買って
交際費とかは取っておいて
余ったお金でパチスロをする
そんな感じの生活。パチスロはするけどまともな生活を送ってるちゃんとした人って感じかなw
金銭感覚もパチスロに使うのはせいぜい1万円程度。
一度だけ3万負けた事があってその時は帰りの車の中で発狂した記憶がありますw
実はこの時期にそこまで深くハマらなかったのには理由があるんです。
それは…
実家暮らしで地元にいるという事。
これがワタクシにとってはかなりのリミッターになっておりました。
埼玉の田舎育ちという事もあって地元も同世代は知り合いばっかり。
特にパチ屋やゲーセンに行けば知り合いの先輩や後輩ばかりというメンドクサイ田舎あるあるw
ワタクシ自身「パチスロする自分」があまり好きではなかった為、本当に仲のいい人間以外にはギャンブルはしないと言ってました。
なのでパチ屋で誰かにでくわす事を避けて仲間と一緒の時以外は基本的に行かないようにしてたんです。
そんな生活の中転機となる20歳での出来事が起きます…